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2月28日(水)
  この半年の間、書かないでいても何ともない日々が過ぎていきましたが、たった1回だけ、”これ書きたい!” って思ったことがありました。
  それは、通勤時でのことです。
  今までに会ったことのない人を見ました。 ”出会った” わけではございません。 私はチャリで、その人は小走りで、すれ違いでしたので。
  その通りというのは、通勤の人が沢山通ります。 有名な病院と有名な新聞社がありますから、それだけでも相当な人数でしょう。 もちろん、私は銀座方面に向かっておりましたので、その流れに逆行する形でした(車道を通ってましたので、歩行者の迷惑にはなってません)。
  チャリですので、いささか高い目線です。 比較的車も多いところなので、その点も注意しつつ人の流れをチラ見したりします。
  そもそも、その通りは私の通勤ルートでは基本的にありません。 止まりたくない私は、たまに信号の都合で斜めに行きたい所を、やや横に流されながら行くことが月に1〜2度ありまして、その果てに通る道なのです。
  さてさて、いかなる御仁であるか・・・、相変わらず引っ張る癖のある文章だなと、自分でも思いますですねぇ。
  で、私がチャリに乗っておりました。 さぁ、その感じを想像してください。 一通の通りを進行方向右端を走っています。 私の右側の歩道には沢山の通勤者が黙々と歩いてます。 携帯しながらの人もいます。
  そんな中、先の方から小走りでしかもフットワークの良い女性がやってきました。 スルスルと右へ左へ小刻みに動いて追い越していきます。 こういうタイプはもちろんリュック&スニーカーです。 そう、”スニーカー” という言葉があった頃の世代です。 さすがに ”ズック” ではないですが、そういう人は別に珍しくもないですが、ひとつだけ異なることがありました。
  比較的小柄なためにはじめは動きしか見えなかったのですが、その人の右手には歯ブラシがあり、口の周りは白く泡だらけ。
  さぁ、想像してください。 そんな知人を持ってますか? 持ってないですよねぇ? では、そんな人を見たことがありますか? ないと思うんですよ、多分。
  まぁ、それ以来、無理矢理ではないまでも、以前に較べてそちらの道を通ることが多くなってますが、再びお目にかかれておりませぬ。
2月22日(木)
  漸くです、本当に漸く、復活できました! 夏以来ですから、半年ですねぇ。
  その間、「続けてください」 という嬉しいことを言ってくれる人もいらっしゃいました。
  そんなこんなで、またはじめようかと思っておりますので、よろしくどうぞです。

  まずは、この御地蔵様をご覧くださいませ。
  かつてある石材店にいらっしゃいました。  いつだったか、久しぶりにそこを通ってみると、そこには似て非なるものが! この微妙な味のあるお顔ではなくなってました。
  
  それから2〜3年くらい経ったでしょうか。
  この正月、何年振りかに六波羅蜜寺へ行きました。
  その後、祇園の方へ抜けようと思いブラブラと歩いておりました。 しばらくして、T字路が見えました。  向かいながら、右に行くか左に行くかで一旦考えまして(どちらでもOKなんで)、何となく左折したんです。
  そうしたら、その角にいらっしゃいました。
  ご覧の通り、多少道から奥に引っ込んでますので、そのまま右に行っていたら気がつかなかったことでしょう。 
  「そう、このお顔、このお顔!」
  正に、運命の再会!!
  それも、どことなく 「懐かしい」 という感じで。

  その石材店にあった頃、脇に貼ってあった文句です。  ”うかうか 一年”
  ま、私の場合、その半分ですみました。
  遅ればせながら、今年も宜しくお願いいたします。